小2男子の“ドッチボール問題”から見えたこと

― 勝ちたい気持ち・自分で決めたい気持ち・強さのプライド…子どもたちの本音 ―


🏐テレビで見た“ドッチボールのモヤモヤ”

中休みにドッチボールをしたいのに、
チーム決めでもめて、なかなか始められない小2男子たち

番組では、水卜アナウンサーが相談役に入りました。

  • 「くじ引きは?」→「やだ、できない」
  • 「グーパーは?」→「強い子がいつもグーを出すから全員グーになって決まらない」
  • 「じゃあ強さで平等に分けよう」→「いやだーー!」

最後は水卜さんが笑いながら
「そんなことしてたら3年生になっちゃうよ〜!」
と終わる、なんとも微笑ましいシーンでした😅


🌱まずは、この子たちがすごい理由

小2男子って“わちゃわちゃ”して見えますが、
実はこんなことができているんです。

  • 問題を言葉にできている
  • 自分のモヤモヤがどこにあるか分かっている

そして、さらに成長につながる気づきが4つ💡

1️⃣ 勝ちにこだわっている
2️⃣ 大人に支配されたくない(=自分たちで決めたい)
3️⃣ “強い子”が、その土俵から降りられない怖さを抱えている
4️⃣ 平等と公平のちがいをまだ理解していない


🎯ほんとうの目的ってなんだっけ?

問題が複雑に見えても、
最速で解決する方法は 「目的を思い出すこと」

子どもたちの目的は
「ドッチボールがしたい」

でもいま最優先になっているのは
**「絶対に負けたくない」**の方。

だから、目的がブレてしまっているんです。


💭なぜ“強い子”はずっとグーを出すの?

強い子は、

「ドッチボールが強い自分」

という印象を崩すのが怖いんです。

そして周りも
「その強い子に選ばれたい」 という気持ちがある。

価値観が“強さの1点”にぎゅっと固まってしまっている状態なんですね。


⚖️平等と公平のちがい

「みんなを平等に」と思うほど、
逆に 個性が生かせなくなる ことがあります。

たとえば…

  • 強い子:リーダー役・アドバイス役
  • 苦手な子:ボール2ポイント制などの工夫✨

“みんなが楽しめる”=公平
ここを整えることで、ゲームはもっとスムーズになります。


🚀提案が「NO」で終わった背景

水卜アナの提案に子どもたちが首をふったのは、
もしかしたら…

「大人に決められたくない」
という気持ちが強かったからかもしれません。

でもね。

実は
「話し合って、試して、うまくいかなかった」
その時間こそ、いちばん価値のある学びなんです。


🕊️私だったら、こう伝えます

「君たちの目的は“ドッチボールがしたい”ことだよね?
チーム決めに時間をかけて、結局できなかったらもったいない。
まずは自分たちでとことん話してごらん。
行き詰まったら助け舟を出すよ。
“楽しくできる方法”も、“もっと強くなる方法”も知ってるから☺️」

“あなたたちが主役だよ”と伝えつつ、
必要なときだけ手を差し伸べるイメージです。


🌈まとめ

水卜アナの答えが“正解”かどうかではなく、
子どもたちが自分たちで「どうしたらいいか」を考え抜いたこと

その過程こそが、
この日のいちばんの成長ポイントだったと思います。


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