【子どもに「一緒に遊ぼう」と言われたら断ってもいい?】気持ちを尊重する上手な声かけ
子ども同士の関わりには、
「一緒に遊ぼう」「今は遊びたくない」など、気持ちのズレがよくあります。
保育や育児の相談でも、こんな声をよくいただきます。
- 誘われたのに断るのは可哀想?
- 断ったら意地悪な子にならない?
- 人に合わせる経験をさせたほうがいいのでは?
結論はひとつ。
誘われても“今は遊ばない”と伝えて大丈夫です。
■ 遊ぼうと誘われても、断って大丈夫な理由
例えば、誘われた子が今お絵描きを楽しんでいる場合、
「今は描きたい」という気持ちがあるのは自然なこと。
そんな時に使える声かけがこちら。
「今はお絵描きしてるから、あとで一緒に遊ぼうね。」
無理に合わせる必要はありません。
- 自分の気持ちを言葉にする
- 今の遊びを続けたい理由を伝える
これらは、子どもにとって大切なコミュニケーション能力です。
■ “遊んであげなきゃ” と思わなくていい
「合わせないと意地悪になるのでは?」
「遊んであげないと、わがままになりそう…」
そう思う方もいますが、心配は不要です。
大切なのは
相手に合わせることより、自分の気持ちを誠実に伝えること。
自分の気持ちを守れる子は、
相手の気持ちにも自然と優しくなれます。
■ 自分の気持ちを大切にできると、相手の気持ちも理解できる
子どもは「自分の時間を大切にしていい」と学ぶことで、
- 相手にも大事な時間がある
- 無理に合わせなくていい
- 気持ちには違いがあっていい
という感覚を獲得していきます。
これは将来の人間関係をつくるうえで、とても重要です。
■ お互いを尊重する関係性を育てるために
「遊ぼう」と誘われても、必ずしも応えなくていい。
むしろ、
- 自分の気持ちを言葉で伝える
- 相手の気持ちを否定しない
- お互いのペースを大切にする
この積み重ねこそが、子どもの“思いやり”を育てます。
▼ まとめ
- 「一緒に遊ぼう」と誘われても断ってOK
- 断っても意地悪にもわがままにもならない
- 自分の気持ちを大切にする経験が、相手の気持ちを理解する力につながる
- 無理に合わせず、お互いの時間を尊重することが成長につながる

