体操教室だけで大丈夫?受験体操で伸びる子の“個別指導”の重要性

【導入】

「体操教室の先生は、うちの子を一人ひとり見てくれているのかな…?」
そんな不安を抱える保護者の方は少なくありません。

実際に今日の相談でも、受験に向けた体操について、保護者さまから
「大人数の体操教室では細かい部分を見てもらえていない気がする」
という声をいただきました。

今回は、前転のフォームを実際に確認した際に見えた“改善点”から、
大人数制の体操教室の特性と、受験体操で本当に必要なサポートについてまとめます。


【見出し①】大人数の体操教室で見落とされがちな「前転の癖」

今日は芝生で体操教室が行われており、受験科目にもある前転を見せてもらいました。
実際にお子さんが前転すると、

立ち上がりで膝が外に開く癖

が見られました。

気になって
「体操教室ではこの点を指摘されていますか?」
と聞くと、

『特に何も言われていません』

とのことでした。

この癖は、お受験では減点対象になりやすい項目です。


【見出し②】週1の体操教室では“細かい指導”が難しい理由

大人数の体操教室は、
・子どもの運動への興味を育てる
・楽しむきっかけ作り
にはとても適しています。

しかし一方で、

一人ひとりのフォームを細かくチェックする時間がない

その子に合わせた継続的な声かけが難しい

という構造的な弱点があります。

子どもが何十人もいる環境の中、
「次々と回さなければいけない」ため、
フォームの癖や細かい改善点はどうしても見逃されがちです。


【見出し③】受験体操で必要なのは“個別の改善サポート”

受験体操では、
・正しいフォーム
・再現性
・丁寧な動き
が求められます。

膝が開く癖ひとつでも、
・股関節の柔軟性
・腹筋の使い方
・立ち上がりの重心意識
など、子どもによって原因はさまざま。

だからこそ、

「その子に合わせた個別のアドバイス」が絶対に必要

なのです。


【見出し④】指導者としての気づきと反省

私自身も、過去に大人数の体操教室で指導をしていました。
今回のご相談を受けて、

「本当に一人ひとりの細かい癖まで見てあげられていたかな…?」

と、指導者として改めて考える機会になりました。

お受験に向けた運動は、
“見るべきポイント”と“伸ばすべき力”が子どもによって全く違います。
だからこそ、一人ひとりに丁寧に向き合う時間が不可欠だと感じています。


▼ まとめ

大人数の体操教室にはメリットもたくさんありますが、
● 前転の癖
● 立ち上がりの姿勢
● 姿勢の意識
など、
受験で求められる細かな部分は個別指導が必要です。

お子さまの癖に気づき、改善し、
「できた!」の成功体験を積み重ねることで、
受験だけでなくその後の運動にも大きな自信が育ちます。

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